腸腰筋と肩甲骨
admin≫
2009/05/25 18:01:15
2009/05/25 18:01:15
先週の土曜日、ラジオで興味深いインタビューが放送されてました。
http:// www.j-w ave.co. jp/orig inal/wo rldairc urrent/
「勝負脳」とかいうのを提唱してる脳外科医の先生がでていて、なんでもこの人、北島康介を2度目の優勝に導いた指導者の1人だという事です。
筋肉や骨格の話をしていて、モーラーやK’Sの話とリンクするので、ちょっとあげとこうかと思います。チト長いですが、そっち系のフォームの研究してる方には面白いカモです。
>それからバランス姿勢というのがあって。昨年、僕はオリンピックの水泳選手を指導したん
>ですが、運動の生命線というのがあって、腕を振る時、普通は肩で振りますよね。でも肩は
>生命線じゃないんです。腕を使うときに肩甲骨という重りの骨が付いてるので、それを中心
>にして腕を振らないと必ず軸がずれるんです。
>水泳選手がオリンピックに行く前に話したんですが、金メダルを8個獲ったマイケル・フェル
>プス選手の泳ぎは肘がストレートじゃなくて、1回上がって前に出てから肩甲骨がグーッと
>前へ滑ってくんです。だから泡が立たないで水の中で手が伸びるんですね。水泳もそうで
>すし、野球で言うとイチロー選手の特徴は、肩甲骨が左右水平でバットを構えた時も変わら
>ない。普通の人はスイング時にこのラインが傾くんですが、彼は打つ瞬間までほぼ平行な
>んです。だから空間認知機能がきちんと位置を把握出来るので、どのコースも捌くことが出
>来るんですね
チョッと専門的な話も入ってますが、
「腕を振るときに肩甲骨を軸にすると、身体が安定する」
ざっくりいうとこんな感じでしょうか。
それと、こんな話も・・・・・・、
>長い間なぜ日本選手は陸上で長距離・短距離とも全く歯が立たないのか、非常に不思議に
>思ってたのが、スキー選手がきっかけで答えが出たんです。彼は非常に強いんですが、両
>膝の靱帯を切ってたんですよ。ということは、運動時に膝の先端に重心がかかるんですね。
>背骨と大腿骨を吊り下げている体軸、つまり背骨の横に平行してある腸腰筋という筋肉が
>しっかりしてないから、どうしてもそこに重心がかかり、膝を痛め易いという医学的なことが
>パッと閃いたんです。日本人は外国人より腸が1m長いので簡単に言うと胴長なんです。す
>ると筋肉が細くて長くて弱いので、どうしても膝に重心がかかってしまう。それが日本人の持
>つ弱点で、腸腰筋を鍛えないと足が吊り上げられないので、陸上選手だと長距離のピッチ
>走法しか出来なくて跳ねるように走れない訳です。
>はい。
>で、スキーの場合も重心が膝にかかると加速が出来なくなる。そういう仕組みが分かってき
>て、日本選手のトレーニングターゲットが決まったんです。なんで日本人は摺り足が上手い
>か?剣道強いか?全部胴長のせいなんです。膝が持ち上げられないことが良い面と悪い
>面を生み出してるということじゃないかと。その腸腰筋の仕組みを皆分かってなかったので、
>課題は山のように出てきてますよね。
>脳神経から拘っていくと、体の全てに話が及んで行く訳ですか?
>そうです。脳がやられると麻痺が起こるんですが、麻痺した患者さんを戻すにはリハビリ
>テーションが要るんです。その時、非常に難しいのはとにかく腰が落ちる事。立たせようと
>思っても力が入らないのは腸腰筋がしっかりしないからなんですね。スキーでも腰が落ちる
>とスピードが落ち、走ってても前へのキック力が落ちてくので加速が出来ないと、原理が皆
>同じと分かっていたんです。腰が持ち上がったらこっちのもんなんです。僕はその筋肉の鍛
>え方も診断法も知ってた訳です。
>正に腰という字はにくづきに要ですからね。
>その通りなんですね。見える所ではなくて、見えない筋肉をどう機能させるかということを理
>解してないと勝負に負けてしまうんですね。
これは、いわゆる「腰がはいってる」ほうがイイ!というはなしですかね。
ちなみに腸腰筋↓
http:// www.fan cy-popo .com/ra ku2/tyo uyoukin /daiyou kin.htm l
あくまで想像ですが、この筋肉で骨盤を安定(固定ではない)させる事が、脱力のヒントにはなりそうです。
あと、キックのスピード、パワー不足解消のヒントにもなりそうですね。モーラーは膝の上下でなく回転ですが。
ま、こむつかしい話ですが、参考までに。
http://
「勝負脳」とかいうのを提唱してる脳外科医の先生がでていて、なんでもこの人、北島康介を2度目の優勝に導いた指導者の1人だという事です。
筋肉や骨格の話をしていて、モーラーやK’Sの話とリンクするので、ちょっとあげとこうかと思います。チト長いですが、そっち系のフォームの研究してる方には面白いカモです。
>それからバランス姿勢というのがあって。昨年、僕はオリンピックの水泳選手を指導したん
>ですが、運動の生命線というのがあって、腕を振る時、普通は肩で振りますよね。でも肩は
>生命線じゃないんです。腕を使うときに肩甲骨という重りの骨が付いてるので、それを中心
>にして腕を振らないと必ず軸がずれるんです。
>水泳選手がオリンピックに行く前に話したんですが、金メダルを8個獲ったマイケル・フェル
>プス選手の泳ぎは肘がストレートじゃなくて、1回上がって前に出てから肩甲骨がグーッと
>前へ滑ってくんです。だから泡が立たないで水の中で手が伸びるんですね。水泳もそうで
>すし、野球で言うとイチロー選手の特徴は、肩甲骨が左右水平でバットを構えた時も変わら
>ない。普通の人はスイング時にこのラインが傾くんですが、彼は打つ瞬間までほぼ平行な
>んです。だから空間認知機能がきちんと位置を把握出来るので、どのコースも捌くことが出
>来るんですね
チョッと専門的な話も入ってますが、
「腕を振るときに肩甲骨を軸にすると、身体が安定する」
ざっくりいうとこんな感じでしょうか。
それと、こんな話も・・・・・・、
>長い間なぜ日本選手は陸上で長距離・短距離とも全く歯が立たないのか、非常に不思議に
>思ってたのが、スキー選手がきっかけで答えが出たんです。彼は非常に強いんですが、両
>膝の靱帯を切ってたんですよ。ということは、運動時に膝の先端に重心がかかるんですね。
>背骨と大腿骨を吊り下げている体軸、つまり背骨の横に平行してある腸腰筋という筋肉が
>しっかりしてないから、どうしてもそこに重心がかかり、膝を痛め易いという医学的なことが
>パッと閃いたんです。日本人は外国人より腸が1m長いので簡単に言うと胴長なんです。す
>ると筋肉が細くて長くて弱いので、どうしても膝に重心がかかってしまう。それが日本人の持
>つ弱点で、腸腰筋を鍛えないと足が吊り上げられないので、陸上選手だと長距離のピッチ
>走法しか出来なくて跳ねるように走れない訳です。
>はい。
>で、スキーの場合も重心が膝にかかると加速が出来なくなる。そういう仕組みが分かってき
>て、日本選手のトレーニングターゲットが決まったんです。なんで日本人は摺り足が上手い
>か?剣道強いか?全部胴長のせいなんです。膝が持ち上げられないことが良い面と悪い
>面を生み出してるということじゃないかと。その腸腰筋の仕組みを皆分かってなかったので、
>課題は山のように出てきてますよね。
>脳神経から拘っていくと、体の全てに話が及んで行く訳ですか?
>そうです。脳がやられると麻痺が起こるんですが、麻痺した患者さんを戻すにはリハビリ
>テーションが要るんです。その時、非常に難しいのはとにかく腰が落ちる事。立たせようと
>思っても力が入らないのは腸腰筋がしっかりしないからなんですね。スキーでも腰が落ちる
>とスピードが落ち、走ってても前へのキック力が落ちてくので加速が出来ないと、原理が皆
>同じと分かっていたんです。腰が持ち上がったらこっちのもんなんです。僕はその筋肉の鍛
>え方も診断法も知ってた訳です。
>正に腰という字はにくづきに要ですからね。
>その通りなんですね。見える所ではなくて、見えない筋肉をどう機能させるかということを理
>解してないと勝負に負けてしまうんですね。
これは、いわゆる「腰がはいってる」ほうがイイ!というはなしですかね。
ちなみに腸腰筋↓
http://
あくまで想像ですが、この筋肉で骨盤を安定(固定ではない)させる事が、脱力のヒントにはなりそうです。
あと、キックのスピード、パワー不足解消のヒントにもなりそうですね。モーラーは膝の上下でなく回転ですが。
ま、こむつかしい話ですが、参考までに。
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